2012年7月25日 いつも初心の気持ちで

今回のコラムは決して他店様を貶すわけではなくあくまで「他店様との考え方の相違」としての私三浦の風俗業界に対する「想い」です。

たまにお見かけするのですが「なぜこんな業界にこんな子が?って感じの女の子が入店しました!」といったキャッチコピーが御座います。

これをお書きになった御仁にとっては自分で働いていながら自身の業界を「こんな業界」とお考えになり、そんなふうに蔑みながら仕方なく働いていらっしゃるように感じとても悲しいです。

「こんな業界」でお客様から1時間2万円前後の御代を頂いているなんてとても悲しいですね。

例えばラーメン屋の店主が自分が作るラーメンを「こんなもの」と言ってお客様に出しているように感じます。

いつも目にするたび残念に思います。

誇り、プライドを持ってほしい、私はそう願います。

私はキャスト皆に「もしかしたら今日自殺しようとしている人が金を使いきってやろうと当店をご利用になり、その時貴女が接客をしたとして、そのお客様が貴女の接客に感激なさりもう少し頑張って生きてみようと考えるかもしれない、当業界ってのは貴女方の力でそのくらい他人様の人生を変える力があるのです」と話をします。

同じ話を何度もするので鬱陶しいと思われているかもしれません。

もちろん私三浦も話しながら「あ…聞いてないなこの人…」と敏感に察知しますがそれでもめげずに語り続けます。

私は10年程前池袋の某性感ヘルス店からこの業界に従事し始めました。

私が平社員だった時、今でも忘れられない光景を最近またよく思い出します。

その池袋某性感ヘルス店にて、当時平社員なので当然ですが全くの発言権も力もなかった私は命じられたままカウンターに立って受付をしておりました。

お客様からは見えない横の壁の影になっている所で店長が両足を壁にもたげ掛けながら椅子に座り7インチくらいの液晶画面が付いた初代プレステで何かをしておりました。

当時の私は必死で店長はプレステで仕事をしているんだと信じていました。

数名のキャストが待機しておりその中に(こちらをお読みくださっている女性の方には本当に申し訳ない表現をしますが)いわゆる「地雷」の女の子がおりました。

見た目は割りと普通なのですが少々性格に難がありしょっちゅうクレームを頂いていた女の子でした。

そんな中1人のお客様がいらっしゃいました。

初めて来店の方でした。

見た目決して綺麗な身なりとは言えない50歳前後の方で作業着のような服をお召しになってました。

その店では30分8000円・45分12000円・60分・18000円くらいの値段設定でご覧の通り45分が選ばれやすいように構築されていました。

お客様が選ばれる割合的には30分4割、45分5.5割、60分0.5割のご利用率といった感じでした。

そんな中その方は無口な感じ口数少なく60分コースでその地雷の女の子をご指名なさりました。

風俗ビルにあった店なので1Fエレベーターホールに全店が競って割り引きチケットを置いてあったので殆どのお客様が割引でご利用なさる中その方は割引も無しでご利用になりました。

基本18000円+指名料金2000円+入会金1000円=21000円です。

そしてさらに言葉で言い表せないシックスセンス的な感覚ですが、雰囲気が、ただの思い込みであって欲しいとは思いましたが、この後自殺するつもりなのでは?と感じずにはいられないような気がしました。

時代は今とそう変わらないいわゆる「不景気」時代です。

そういうテレビ報道、新聞報道も当時よく見ました。

しかしながら当時の何の権限もない私に「この女の子はお勧めできません。」とも言えず、お客様の言われるがまま受付をしました。

約1時間後プレイ終了しお客様は無言で無表情にお帰りになりました。

その女の子に接客されたお客様の殆どの方が「怒り」のオーラを纏いながらお帰りになるのですが、そのお客様の周りには「悲しみ」「絶望」のオーラが漂っていたように感じました。

全て思い込みかも知れませんが。

遠くなってゆくそのお客様の後姿から、消えゆく炎のようななんともいえない絶望感を感じました。

私はその時思いました。

「自分がこの店の店長になったら絶対にこんな事は終わりにして必ず喜んでもらえる店にしたい!」

これもまた決して他店様のお考えを否定するのではなく「考え方の相違」です。

どんな考え方、方針の元運営するのが優れているかなどと比べること事態ナンセンスですし、経営者様それぞれ様々な目的があり価値観があり、それの元どんな経営方針なのかなど、法律を遵守している限りどうであっても存在する事を許されます。

但しお客様にがっかりされるような店なら自然淘汰されますが。

例えばなんらかの理由で1番に「金」の経営者様もいらっしゃると思います。それでもよいと思います。

但し私三浦の価値観は「夢の国」である事が第一なのです。

例えばディズニーランドの社長は「金」の為にディズニーランドを造ったとは思えません。

また今私の駄文をお読み頂いているお客様にも当然いらっしゃると思いますが、自分が手掛けた製品、仕事で誰かが笑顔になる、それが嬉しいと思う。

例えば建築家、設計士、大工の方は自分が手がけた家に住んだ家族が笑顔で暮らしてもらえれば嬉しいと思う・・・・人は必ずしも金だけの為に仕事をしている訳ではないと思います。

ジョジョマニアの三浦ですがジョジョ第4部に登場するスタンド使いでありながらイタリア料理の料理人であるトニオ・トラサルディが名言を仰ってます。

「私のおいしい料理を食べてもらえる…料理人にとってそれ以上幸福がありますか?」

私は多くの人に夢の国を楽しんで貰いたい、それが1番最初に考えている事です。

少々話しがそれましたが、当業界に従事なさる方々でキャスト(女の子)を商品だ、と仰る方がおります。

これもまたこの考え方が間違っているというつもりは毛頭ありません。

そういう考え方も当然ありですし、何よりもキャストが一度に10人20人と出勤するような大規模店ではそう考えないとやっていけないと思います。

しかし私の考え方は違います。女の子は決して物ではありません。

人間です。私は女の子は「大切な仲間」と考えています。「夢の国を共に作っていく同士、仲間」です。

「顧客満足度は社内満足度を超える事はない」と誰かが言っていた気がします。

つまり働くスタッフが楽しくないとお客様も楽しくないという事だと思います。

ディズニーランドではランド内全てのスタッフが楽しそうにお仕事をなさってます。

私三浦いつもいつもいつの間にか大切なことを忘れてしまいます。

営業時間は深夜2時完全撤収で帰ろうと思えば2時に帰る事もできます。

遅い時間にお客様がいらっしゃらなかった日なら12時少々過ぎには帰れます。

しかし最近はほぼ毎日5時くらいまで仕事をしています。

そんな自分が偉いと勘違いしてしまいます。

私三浦と受付スタッフの野田、中島とお客様との唯一の接点は電話です。

本来野田、中島が対応させて頂くのが一番なのですが間違って私三浦がお客様からの電話に対応させて頂いた時にそういう態度とか雰囲気とかが出ている気がします。

三浦などと喋ってしまったが為に気分が悪くなった方がいらっしゃるのではととても心配です。

無理やりテンション上げるためにお電話頂いた一声目一発ギャグろうかななんて考えました。

一日1回自分で書いたコラムを読んで毎日初心に帰り業務にあたりたいと思います。

店長三浦のコラムです!

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